三日坊主の早朝ウォーキング-8

三日坊主の早朝ウォーキング

退院後初のウォーキング再開

今日、病院から退院して初めてのウォーキングを再開しました。時刻は4時45分。外はまだ薄暗く、ひんやりとした空気が肌に心地よく感じます。家を出ると、すぐに見知らぬおばあさんと出会い、自然と並んで歩き始めました。おそらく時速4キロ程度のペースで、焦らずゆっくりと進んでいきます。

腰や腎臓のあたりに意識を集中しながら、一歩一歩を踏みしめるように歩くと、いつものおじいさんとすれ違い、挨拶を交わしました。空は少しずつ明るくなり、まもなく坂道に差し掛かります。「まあいい、登ってやろう」と自分に言い聞かせながら、ゆっくりと坂を上っていきました。

坂の上で、何度か顔を合わせたことのある両杖をつくおばあさんが向こうから声をかけてくれました。退院後、初めてのウォーキングがこんなに穏やかで温かいものになるとは思ってもいませんでした。皆さんの優しさに包まれながら、今日も一日を始められることに感謝しています。

キリスト教の核心に迫る

キリスト教は、世界で最も多くの信者を持つ宗教であり、世界人口81億人のうち26億人以上が信仰しています。「イエス・キリスト」という名前は、「イエスが救世主である」という意味を持ち、これがキリスト教の核心です。

キリスト教が生まれた背景には、ローマ帝国の支配下で苦難を強いられていたユダヤ人たちの姿があります。彼らが絶望の中で救いを求めていたとき、救世主として現れたのがイエス・キリストでした。イエスは、当時のユダヤ教の形式主義を批判し、神の愛(アガペー)を説きました。アガペーは、無条件かつ無差別に注がれる無償の愛であり、イエスは「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい」と神への愛も説きました。

さらに、イエスは隣人愛を説き、「あなた自身を愛するように、隣人を愛しなさい」と教えました。これが「自己愛即隣人愛」の教えであり、出会ったすべての人に対して何ができるかを考え、実際に行動することを意味しています。

イエスはAC30年頃、ユダヤ教指導者たちに訴えられ、エルサレムのゴルゴダの丘で十字架にかけられて処刑されました。

しかし、使途ペテロたちは、イエスは神により3日目に復活、その後昇天し、終末に地上に再臨して最後の審判を行い神の国を完成するとしました。

ここにキリスト教は成立します。

キリスト教を世界宗教として確立したのは、パウロという人物です。彼はユダヤ教のパリサイ派に属していましたが、劇的な回心を経験し、以後キリスト教の伝道を行いました。彼は、イエスの教えと十字架上での死を、人類の原罪を贖うものとして説きました。また、ローマ市民権を持ち、広い地域で活動できたことから「異邦人の使徒」と呼ばれ、多くの教会を設立し、キリスト教を世界宗教としての基礎を築きました。

言い換えれば、イエスが教祖であり、パウロが開祖といえる宗教がキリスト教です。パウロは、哲学的な思想や世俗的な知恵に長けており、国家権力との対立を避け、宗教としての倫理基準を緩やかにすることで、中世ヨーロッパを支配する教団の基礎を築きました。パウロの功績は、キリスト教を単なる宗教以上のものに押し上げ、世界を変える力を持つ宗教へと発展させた点にあります。

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